命の大切さ・・・

ぱんだ1号

2009年06月04日 23:35

夕方、息子がお友達と帰宅・・・
いつもだったら元気よく「ただいまぁ~」というのに
その言葉もなく、お友達と裏の畑にむかってた・・・

ぱんだ「なんばしよっと?」
息子 「え~とねぇ~、あのねぇ~・・・・・・」

なにか、隠し事をしている様子だった。
しばらくすると・・・
息子  「あのね、お母さん。これ・・・・」と左手を差し出すと
手のひらの上に、瀕死状態のつばめのヒナが1匹・・・

事情を聞くと
お友達(1年生)が近所のお家のツバメの巣を棒でつついて壊し、ヒナが4匹落下してきた。
その4匹のうち2匹を近くの土手に置き去り・・・2匹をお友達が持って帰ってきて・・・
途中1匹が死んで・・・道端に放棄。で残った1匹だったらしい。

2人にどっちが先にやろうといったのか?先につっついたのはどっちか?などなど
話を聞こうとするが。。。お互いこっちが悪いと言い合う。。。
そりゃそうだろうな・・・とは思うが。
うちの息子は2年生、お友達は1年生
お友達は、言葉も出さなくなってしまった。

ツバメがどんな思いで巣を作ったか。赤ちゃんがいなくなったツバメがどんな状況か。
家がなくなったツバメはどう思うか・・・などなど
私もツバメになったことはないが、自分に置きかえて話してみた。

息子も、お友達も黙り込み、お友達はうっすらと涙を浮かべていた。
言い過ぎたかな?とも思ったが
命に関わる大切な話・・・ここで、しっかり伝えておかないと!という気持ちが大きかった。

子ども達2人で話し合い・・・
お友達の家にすすめの巣があるらしく、そこに返してみる・・・との事だった。
どうなるかわからないが、子供同士で考えた結果だから口出しはしなかった。

その後、息子の柔道の時間・・・
娘にはお留守番をしてもらい、息子と2人で車の中で話した。
ぱんだ「どうして、やめろってとめれなかったの?」
息子 「ぼくも、最初につついちゃったから・・・」
ぱんだ「そりゃ~いかんよね」
息子 「うん、どんなかな?って見てみたかったんだ・・・。
    今ごろツバメさんどうしてるかな?どうしよう・・・どうしよう・・・」
色々な話をした。。。10分の車の中でしたが。。。

小さな命も、大きな命も命は命であること・・・
すこしはわかってくれたみたいです。
今回、小さな命が亡くなったことは本当に申し訳ないですが
子どもが自ら学び、涙したこと
いい経験だったように思います。

今日は少し悲しくなってしまいました・・・
でも、息子と向き合えるいい時間でもありました
命の大切さ・・・本当に難しいですね。

ツバメのご両親、そして赤ちゃん・・・本当に、ごめんなさい。
許してもらえるかな・・・・

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